Re:bound

Re:bound

境界を書き換える

当日レポート
随時更新中!

INTRODUCTION

リ・パブリックでは、市民同士、市民と市民、大企業とイノベーターなど
様々な社会的境界を書き換えることで新しい価値やアイデアを生むプロジェクトを進めています。

昨年は、社会的境界を書き換える上でキーとなる役割を果たす
「バウンダリーオブジェクト」についての自主研究会も開催しました。

この夏、デザイナーや研究者等、様々なコミュニティからの参加者とともに
世の中にある、様々な社会的境界の書き換えをディスカッションし
切り口を見つけるための合宿を行います。

MAIN THEME

「境界を書き換える」

 昨年、リ・パブリックでは、バウンダリーオブジェクト研究会という自主研究会を開催しました。私たちは、バウンダリーオブジェクトを、「今までつながらなかったもの同士がつながったことによって、新たな可能性を発揮しているモノや空間」として考えています。研究会では、様々なオブジェクトの事例を集め、それらをまとめたバウンダリーオブジェクトの文法を作りました。このリサーチを通じて、バウンダリーオブジェクトを介して、これまで繋がることのなかったコミュニティ同士が繋がることが、新たな価値やアイデアを生み出すために重要であるということがわかりました。

 こうした結果を踏まえ、今年は、改めて「境界を書き換える」ということに向き合う合宿を行います。社会的な境界が存在するいくつかのテーマのもと、ゲストを招いたトークをベースに、テーマにおけるバウンダリーのあり様、バウンダリーを書き換えるためのアイデアについてディスカッションしていきます。

 今回は東京を飛び出し、「大地の芸術祭の里」として有名な、越後妻有を舞台に行います。アートを通じて、地域と人、地域と自然のバウンダリーを書き換えたこの土地で合宿することによって、日常から離れ、様々なバウンダリー、あるいは自分自身が直面しているバウンダリーについても向き合う場にしていきたいと考えています。

OUTLINE

日程 2014年9月21日(日)、22日(月)2日間
なお、23日(火)はオプションとして、越後妻有を回るツアーを開催します。
ご希望の方は、お申し込みの際3日間の料金をお支払いください。
参加費 1日(21日):10000円
2日間 一般:24000円 学生:20000円
3日間 一般:38000円 学生:35000円 
場所 三省ハウス
〒942-1402 新潟県十日町市松之山小谷327
アクセス 公共交通または自家用車にてお越し下さい。 詳細はこちらをご覧下さい

SCHEDULE

Day1
9/21 SUN

(11:35) まつだい駅発 路線バスあり
11:30~ 受付開始
12:00 集合・昼食
13:00 Exploration(~14:45)
15:00 Analysis
17:00 温泉・夕食 ※温泉は希望者のみ
20:00 Analysis

Day2
9/22 MON

7:00 身体を動かすワークショップ ※希望者のみ
7:30~ 朝食
8:00 Ideation
12:00 昼食
13:00 発表会
17:00 解散

Day3 ※希望者のみ
9/23 TUE

9:00~ 越後妻有を巡るツアー
15:00頃 解散

PROGRAM

Exploration

(Day1 午後)

テーマごとのKeynoteとSpeaker sessionを通じて、各テーマにおけるバウンダリーをディスカッションする上での導入を行う。

Introduction

リ・パブリックメンバーによる議題提供

Keynote

ゲストスピーカーによる、各テーマに対するプレゼンテーション

Speaker session

Keynoteを受けた、各スピーカーとリ・パブリックメンバーによるセッション

Analysis

(Day1 午後 − Day1 夜)

各テーマに参加者がわかれ、小グループでのディスカッションを行う。「各テーマにおけるバウンダリーとは?」「バウンダリーの両側には誰がいるのか?」などの議論を通じて、各テーマにおけるバウンダリーと、その切り口を明確にしていく。

Ideation

(Day1 夜 − Day2 午前)

これまでのディスカッションを元に、「どこからバウンダリーを書き換えることが出来るか?」「それをどうスケールさせることが出来るか?」など、具体的にバウンダリーを書き換えられるようなアイデアを発想する。

SESSION THEME

SESSION #1

「産官学のリデザイン」

ゲストスピーカー

塩瀬 隆之
(京都大学)

×

田村 大
(リ・パブリック)

「産官学」、すなわち企業と行政、教育機関が関わりあうことによってアイデアを産み出すための方法として、この名の下にこれまで数多のプロジェクトが行われています。しかし、「産」「官」「学」各々の目的のもと、各々のやり方で動いていることが多く、それぞれの境界を越えて温度感が共有されるようなケースはそう多くありません。

そんな中、スピーカーである塩瀬隆之氏は、大学と行政の人材交換制度を作り、行政の人間が企業や大学に経験を積むための仕組みを作るなど、大学教員という「学」の立場を中心に、バウンダリーを書き換える取り組みを精力的に行っています。また、リ・パブリックの田村は、様々な企業との繋がりをベースに、東大i.schoolなどの取り組みを通じて、大学と企業とのバウンダリーを書き換える取り組みを行ってきました。現在は、市民や福岡市(行政)、さらに様々な企業を巻き込み、市民発のイノベーションを起こしていくプロジェクトを行っています。

それぞれの立場の境界を越え、本当に「産官学」と呼べるような関係性を、どのように作ることが出来るのでしょうか。長年、それぞれの立場で「産官学」のバウンダリーの書き換えに挑んできた二人が語ります。

塩瀬隆之

京都大学総合博物館准教授。
黙して語らず、されど師匠から 弟子に伝わる技の伝承から始まり、 視覚に障害のある人との言葉でみる美術鑑賞まで、一見して難しそうなコミュニケーションの研究を通じて、「伝わるとはなにか」の本質に関心をもつ。 現在、高齢者や障害のある人をものづくりプロセスに巻き込むインクルーシブデザインのワークショップを50回以上重ね、「ために」から「ともに」へと社会が変わるコミュニケーションの場づくりを実践する。立場や能力、文化の異なる人々が、お互いを高めあい、豊かに成長できる社会づくりの作法を学ぶ上で、インクルーシブデザインの手法が示唆に富むとして、その紹介を続けている。

SESSION #2

「ネオアマチュアの時代」

ゲストスピーカー

中台澄之
(株式会社ナカダイ)

×

内田友紀・
原田恵
(リ・パブリック)

ライフスタイルや技術の変化によって仕事の概念が変化する中、自分の好奇心や社会的な関心をベースに、様々なコミュニティや人を巻き込むことによって、自分の生き方・仕事を成立させている人々の存在が目立つようになってきました。

自分の分野にとどまらず柔軟に枠を拡張させ、社会的な変化すら起こそうとしている、こうした人々がこれからは増えていくのではないでしょうか。私たちは、彼らを「ネオアマチュア」と呼び、そのあり方を明らかにしたいと考えています。

中台澄之さんは、産業廃棄物を魅力的なマテリアルとして捉え、モノの「使い方を創造し、捨て方をデザインする」活動を展開されています。例えば、産業廃棄物のギャラリー兼ショップ「モノ:ファクトリー」の運営や、「廃棄物を言い訳にしない」をテーマとした産業廃棄物の展覧会・産廃サミットの開催、数々のデザイナーやアーティストとの共同プロジェクト等、廃棄物事業者という枠にとどまらず様々な分野と掛け合わせた、モノの循環のリデザインを行われています。

リ・パブリックの内田は、福岡とデンマークを舞台に、様々な領域の人や組織同士を結びつけ、市民一人一人の思いが実現し、街に反映される都市づくりを手がけています。それは、「ネオアマチュア」的な人々が集う土壌作りとも言えるでしょう。また、リ・パブリックの原田は、女性のキャリアに関するワークショップを実施し、これからのキャリアにおいて障がい者や高齢者等社会的弱者とされる人々の働き方に着目するなど、これからの働き方の動きを明らかにしたいと考えています。

まさに、「ネオアマチュア」のあり方を体現されるような中台さんの活動の作り方、モチベーションの在処等、これまでの取り組みのトークを出発点に、これからの社会にインパクトを与える存在になるであろう「ネオアマチュア」のあり方と、その可能性についてディスカッションしていきます。

中台澄之

1972年生まれ。ビジネスアーティスト/株式会社ナカダイ前橋支店支店長/モノ:ファクトリー代表。東京理科大学理学部卒業、証券会社勤務を経て、ナカダイに入社。
ISO14001の認証取得や中古品オークションを行う市場の立ち上げなど、総合リサイクル業として事業を拡大。“リマーケティングビジネス”を考案し、“発想はモノから生まれる”をコンセプトに、モノ:ファクトリーを創設。使い方を創造し、捨て方をデザインするビジネスアーティストとして、さまざまな研修やイベントなどの企画、運営を行っている。

SESSION #3

「東京をとらえ直す」

ゲストスピーカー

広瀬郁
(株式会社トーンアンドマター)

×

岡橋毅
(リ・パブリック)

何十万、何百万という人々が暮らし、行き交う街東京は、モノクルが選ぶ「世界で最も住みやすい都市」ランキングでは2位に入るなど、世界から見ても常に注目度が高い街です。では、「東京」という街全体に対して、どんなイメージがあるでしょうか。下町エリア、山の手エリア、東西など小さなエリアごとのイメージはあるものの、東京全体としてのイメージはつかみにくい。それは、逆に言えば、それぞれにとっての東京があるとも言えるでしょう。

2020年には東京でオリンピックが開催されます。改めて、様々な角度から東京という街の魅力、構えが問われる機会になります。 すでに東京を知る私たち自身が、これまでとは異なる奥行きで東京を捉え直すことができれば、より新しい東京の未来を創り出すことにつながっていくのではないでしょうか。

「東京」のゲストスピーカーである広瀬郁さんは、建築プロデューサーとして、経験のためのプラットフォームとしての空間、建築を手がけてこられました。広瀬氏の代表作、ホテルCLASKAは、「暮らす体験を提供する」ホテルとして計画され、中目黒に対して洗練されたオシャレな街というイメージを作りだしました。それはホテルそのものに対する概念を変え、東京全体に通じる価値観をも作り出したと言えるでしょう。 今、彼自身は、東京に対してどんな価値観を持ち、どんな体験を得たいと考えるのでしょうか。

広瀬さんと同じく東京で生まれ育ったリ・パブリックの岡橋は、これまで国内外問わず様々な土地で生活してきました。東京をホームとしながら、東京の外に居続けてきた彼にとって、東京はどのように捉えられるのでしょうか。共に東京に生まれ育ちながら、東京とそれぞれの関わり方をしてきた二人のトークを出発点に、参加者を交えて、これからの東京のあり方を改めて捉え直していきます。

広瀬郁

株式会社トーンアンドマター代表/東北大学大学院非常勤講師/一般社団法人 デジタルファブリケーション協会 理事/NPOピープルデザイン研究所 理事。
外資系のコンサルティング会社と不動産開発のベンチャー会社で勤務後、現職。クリエイティブとビジネスのブリッジングを得意とし、 事業・施設・コンテンツなど様々なプロジェクトにプロデューサーとして携わる。書籍に「建築プロデュース学入門」「まちづくり:デッドライン」がある。

APPLICATION

お申し込みは以下リンク先のPeatixにてお支払いを持って完了となります。

お申し込み

CONTACT

Phone: 03-5817-4434
Email: info@re-public.jp